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パリの街を歩いていると、思いがけない場所で素敵なご縁に導かれることがあります。
以前モンマルトルを訪れた際、ふらりと立ち寄ったパン屋「Pâtisserie Gilles Marchal」。

そこでオーナーの方から教えていただいたのが、今回訪れた老舗ビストロ「La Fontaine de Mars」でした。


1908年創業。
そこには100年以上の歴史が積み重ねてきた、パリらしい温かな空気が流れていました。


今回、特に心に残ったのが前菜の「冷製トマトスープ、アボカドとカニ添え(Soupe glacée de tomate, avocat et crabe)」。
運ばれてきたスープを見て、思わず笑みがこぼれました。
赤と黄色の2色のトマトが美しく調和していたからです。
🍅色の魔法: 赤いトマトの鮮やかさと、黄色のトマトの爽やかな甘み。見た目のコントラストだけでなく、味の深みにも違いが生まれています。
🍅素材の調和: アボカドのまろやかさとカニの繊細な旨味。これらが重なり合いながらも、決して主張しすぎず、全体をあっさりとまとめ上げています。
野菜ソムリエプロとして、日頃から「色」による栄養の多様性を大切にしていますが、この一皿はまさにその体現。
「視覚の楽しさ」が「食欲と味の印象」にまで計算し尽くされている点に、野菜ソムリエプロとして深い感銘を受けました。
メインには自家製の鴨のコンフィを。
添えられたジャガイモとフリゼサラダと共にいただく一皿は、ほどよい塩味と鴨の深い旨味が重なり、まさに至福の時間でした。

🚶食後は、お腹を満たした心地よさを感じながら、シャン・ド・マルス公園を抜けてエッフェル塔へ。
トロカデロ広場から、凱旋門を目指して街を歩きました。


「旅先ではしっかり食べて、無理のない範囲でしっかり歩く」
これは、アスリートフードマイスターの視点からも推奨したい「旅先でのコンディショニング」です。
美味しいものを食べた後の適度な運動は、消化を助けるだけでなく、その街の空気を肌で感じる大切なプロセス。
凱旋門の堂々とした姿を目指しながら歩くパリの道は、どんなエクササイズよりも心を解き放ってくれます。
私にとって、パリで一番好きな場所は凱旋門です。
何度訪れても、その壮大な姿を仰ぎ見ると胸が高鳴ります。
「食べること」「歩くこと」「眺めること」。
美味しい食材に触れ、パリの歴史を感じながら自分の足で歩く。
そんなシンプルなことの積み重ねが、何にも代えがたい「自分らしいパリの旅」を形作ってくれるのだと再確認しました。
パリの心地よい風を感じながら、今日もまた一歩、新しい景色の中へ。
野菜と食と、旅の記録は、これからも続いていきます。

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