コラム

毎日の食卓が、明日の体をつくる。初夏の“食べる力”習慣

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5月もいよいよ最後の日。
新年度の緊張が少し落ち着く一方で、気温差や疲れが出やすい時期でもあります。

 

ジュニアアスリートにとってこの時期は、

「なんとなく疲れが抜けない」
「食欲が落ちる」
「集中力が続かない」

そんな“見えにくい不調”が出やすいタイミングです。

 

だからこそ今、意識したいのが
毎日の食事で体を整えること。

特別な栄養補助食品ではなく、
まずは“普段のごはん”が体をつくります。

 

特に5月後半からは汗をかく量も増え始めるため、

  • エネルギー源になる炭水化物
  • 筋肉づくりを支えるたんぱく質
  • 体調管理を助けるビタミン・ミネラル

この3つのバランスが大切になります。

おすすめは、

  • 豚肉+玉ねぎ
  • 鶏肉+トマト
  • 卵+ほうれん草
  • 鮭+じゃがいも

など、“組み合わせ”を意識した食卓。

特に今が旬のトマトや新じゃがいもは、
疲労回復やエネルギー補給にも役立つ初夏野菜です。

トマトに含まれるリコピンは、運動後の体のコンディションづくりにも注目されており、
新じゃがいもはビタミンCを含みながらエネルギー源にもなる、アスリート向きの食材です。

 

野菜は「添え物」ではなく、
体を守る大切なサポート役。

毎日の積み重ねが、夏へ向かう体づくりにつながっていきます。

そして最近、フランスの食文化に触れる中で改めて感じるのは、
“食事を大切にする時間”の重要さです。

フランスでは、忙しい日でも家族や仲間と食卓を囲み、
「何を食べるか」を丁寧に考える文化があると聞きます。

 

栄養だけではなく、
食事の時間そのものを大切にする姿勢。

これはジュニアアスリートにも、とても大事なことだと思います。

早く食べることより、
しっかり味わうこと。

ただお腹を満たすだけでなく、
「明日の体をつくる食事」として向き合うことです。

 

ミニトマトとひじきのさっぱりサラダ

材料(4人分)

  • ミニトマト … 8個
  • 乾燥ひじき … 8g
  • 玉ねぎ … 1/4個
  • 白ごま … 適量

ドレッシング

  • ごま油 … 大さじ1
  • オリーブオイル … 大さじ1
  • めんつゆ … 大さじ1
  • 白ごま … ひとつまみ
  • 塩・こしょう … 少々

 

 

作り方

① 乾燥ひじきは水で戻して、水気を切っておきます。
ミニトマトは半分に切り、玉ねぎは薄切りにして水にさらします。

② ボウルに、ごま油・オリーブオイル・めんつゆ・白ごま・塩・こしょうを入れ、よく混ぜてドレッシングを作ります。

③ 水気を切ったひじきと玉ねぎ、ミニトマトをボウルに入れ、ドレッシングを加えて全体をよく和えたら完成です。

 

ポイント:ごま油の香りと、ミニトマトのさっぱりした甘みがよく合う、初夏におすすめの簡単サラダです。
     ひじきでミネラル補給もできるため、暑くなる季節の体づくりにもぴったりです。


さあ次は、毎日の食卓から“食べる力”を整えていきましょう。

食べる時間を整える

私たちの体は、「何を食べるか」だけではなく、

“いつ食べるか”によっても大きくリズムが変わっていきます。
朝ごはんを抜きすぎたり、夜遅い食事が続いたり、食事時間が毎日ばらばらになると、体内時計が乱れやすくなります。

反対に、朝・昼・夜をある程度決まった時間に食べることで、体は自然と生活リズムを覚えていきます。


すると、空腹を感じるタイミングが整い、消化もしやすくなり、睡眠や日中の集中力にも良い影響が出やすくなります。

特別なことをする前に、まずは「食べる時間」を意識すること。
それは、毎日の体調を整えるための、シンプルで大切な習慣のひとつです。

“噛める食事”を増やす

柔らかいものばかりを食べていると、噛む力や食べる力は少しずつ弱くなりやすくなります。

だからこそ、毎日の食事に“しっかり噛める食材”を取り入れることも大切です。

例えば、根菜やきのこ、豆類、雑穀、少し歯ごたえのある野菜などは、自然と噛む回数を増やしてくれます。
よく噛むことで唾液が出やすくなり、消化を助け、満足感にもつながっていきます。

「噛む → 唾液 → 消化 → 満足感」

この流れが整うことで、体は食事をより心地よく受け取れるようになります。
“噛むこと”は、毎日の食卓でできる、体を整える大切な習慣のひとつです。

 

胃腸を疲れさせすぎない

体を整えるためには、「何を食べるか」だけではなく、胃腸を疲れさせすぎないことも大切です。どんなに体に良いとされる食材でも、食べすぎてしまったり、無理に詰め込むような食べ方を続けていると、かえって胃腸に負担がかかってしまうことがあります。

特に、冷たい飲み物や食べ物ばかりを摂る習慣、甘い飲み物中心の生活、夜遅い時間の食事が続く状態は、胃腸が休まりにくくなり、食欲や消化のリズムを乱しやすくなります。

だからこそ大切なのは、「ちゃんと空腹を感じられる状態」を作ることです。お腹が空いて食べる、そして美味しく感じる。その自然な流れが整うことで、体は食事を無理なく受け取れるようになります。

毎日の食事は、“足すこと”だけではなく、“休ませること”も大切です。胃腸に少し余白をつくることが、食べる力を整える第一歩につながっていきます。

 

旬を取り入れる

季節の食材を取り入れることも、食べる力を整える大切な方法のひとつです。旬の野菜や食材は、その時期の体に合いやすく、自然とおいしく食べやすい特徴があります。

例えば初夏には、トマトやきゅうり、枝豆、ズッキーニ、新じゃがいもなど、みずみずしく香りの良い野菜が増えていきます。旬の食材は、水分や栄養をたっぷり含み、味わいも濃くなるため、体に無理なく取り入れやすくなります。

また、季節を感じる食卓は、食べる楽しさにもつながります。

「今の時期だからこそ味わえるもの」を取り入れることで、毎日の食事が少し豊かになり、心と体の両方を整えてくれます。

旬を味方につけることは、特別な健康法ではなく、毎日の暮らしの中で自然にできる“体を整える習慣”なのかもしれません。

“楽しい食卓”を作る

食べる力を整えるためには、「何を食べるか」だけでなく、“どんな時間の中で食べるか”も大切です。実は、誰と食べるのか、どんな空気の中で食卓を囲むのかによって、食欲や食事の感じ方は大きく変わっていきます。

食卓での会話、料理の盛り付け、食材の香り、彩りのある食卓。そうした小さな要素が重なることで、「食べたい」という気持ちは自然と育っていきます。反対に、慌ただしさや緊張感が続くと、せっかくの食事も落ち着いて味わいにくくなってしまいます。

これは子どもだけではなく、大人にも共通していることです。心がほっとする食卓は、体にとっても心地よい時間になります。

毎日の食事を、“栄養を摂るだけの時間”ではなく、“心も整う時間”として大切にすること。そんな積み重ねが、食べる力を育て、暮らし全体をやさしく整えてくれるのかもしれません。

 

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『記事監修』福島玲子
保有資格:野菜ソムリエプロ |アスリートフードマイスター2級|いちごソムリエ|ジュニア食育マイスター|食の検定1級|ベジフルカッティングスペシャリスト|エコクッキングナビゲーター(東京ガス)

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