アスリート食,ジュニア アスリート食事・栄養
脂質は、嫌われ者のイメージがあるかもしれませんが
私たちが生きていく上で必要とされている役割もあります。
もしも長期にわたって脂質の摂取量が、総エネルギー摂取量の20%以下になると
脂溶性ビタミンの減少や必須脂肪酸の摂取不足に陥る可能性があり
アスリートにとっては、骨膜炎や筋膜炎・肉離れなどの筋肉や膜の故障が多く起こるケースがあります。
脂質:1g=9㎉
効率よくエネルギーを摂ることができる栄養素です。
また細胞膜の構成成分でもあります。
糖質のところでお話ししたように、脂質は糖質があってこそエネルギーとして活用することができます。
アスリートにとっては、運動量が増えてそれとともにエネルギーの必要量が多くなったとき、
ご飯の量を多くしたり、補食でおにぎりを食べたりしていかにたくさん食べようかと言うことを考えると思います。
胃の大きさは決まっているのにもっと食べなくては
もっとエネルギーをつけなくては、と思いながらたべても
限界があります。
そしてだんだんと食べることが苦痛になり、食事の時間が辛くなっていくケースも耳にします。
その時1g9㎉の資質をとることで、嵩を多くすることなく
食事に取り入れエネルギー補給することができるのが脂質です。
脂肪酸には。
動物性の牛や豚の脂身・バターやヘッドなどの飽和脂肪酸
植物性油脂の不飽和脂肪酸
また不飽和脂肪酸の中には、1価不飽和脂肪酸・・・オレイン酸
オリーブオイル・アーモンド油・菜種油などに多く含まれる。
血液中のLDLコレステロールを減らす。
多価不飽和脂肪酸・・・n3系脂肪酸→αリノレイン酸・DHA・IPA
えごま油・魚の脂身などに多く含まれる。
アレルギーを予防する、中性脂肪を低下させる。
n6系脂肪酸→リノール酸・アラキドン酸
ベニバナ油・ひまわり油・コーン油・ごま油などに多く含まれる。
このような種類に分かれています。
今自分には何が必要なのか??
どのぐらいエネルギーをつけるべきなのか、振り返ってみて
脂質もうまく取り入れエネルギー補給の面からもしっかりと食べてほしいと思います。
亜麻仁油・えごま油・ごま油・・・・
↑ドリンクやスープなど身近なものにかけて召し上がっている人もいます。
※亜麻仁油・えごま油は、酸化が早いので開封したらすぐに使い切りましょう。
エネルギー補給に脂質を使うことによって、食事が辛くなく楽しく食べることができて
必要なエネルギーを得ることができるよう、うまく献立に活かしていきたいと考えております。