コラム

9月のお買い得野菜は?野菜ソムリエプロが市場の価格と入荷からチェック【2026年9月】

野菜,アスリート食,食育,ブログ,レシピ

9月も半ばを迎えました。

暦の上では秋ですが、まだ暑さの残る日もあり、食卓では夏野菜と秋野菜が行き交う時期です。

スーパーの野菜売り場を見ながら、

「今はどの野菜がお買い得?」
「9月はどんな野菜を選んだらいい?」

と迷うことはありませんか?

今回は、農林水産省が9月4日に更新した「今週のお手頃野菜」と、9月11日の東京青果「野菜入荷概算」を参考に、9月中旬の野菜選びについて見ていきます。

野菜ソムリエプロの視点を中心に、最後にはジュニアアスリートの食事への取り入れ方もご紹介します。

9月にお買い得になっている野菜は?

農林水産省が9月4日に公表した情報では、

「大変お買い得」とされているのが、

レタス・はくさい・だいこん・ほうれんそう。

さらに、

にんじん・ピーマン・ねぎ・ばれいしょ

も「お買い得」と紹介されています。

どれも家庭料理で使いやすい野菜ばかりですね。

野菜を選ぶときには「旬」だけでなく、その時に手に入りやすく、価格が落ち着いているものを上手に取り入れるのもおすすめです。

今回注目したい野菜は「はくさい」

はくさいというと、皆さんは何を思い浮かべますか?

「冬のお鍋!」

という方も多いのではないでしょうか。

ところが今回、9月の野菜価格を見ていて気になったのが、このはくさいです。

農林水産省が掲載している東京都中央卸売市場の卸売価格では、8月18日に139円/kgだったものが、9月3日には70円/kgとなっています。

まだ鍋には少し早い季節ですが、はくさいは鍋だけの野菜ではありません。

浅漬け、炒め物、スープ、豚肉との重ね蒸しなど、今の時期にもいろいろな料理に使えます。

葉先のやわらかい部分と、白く厚みのある部分では食感も違います。

やわらかい葉は汁物に、白い部分はシャキシャキ感を生かして炒め物や浅漬けに。

部位によって料理を変えてみるのも、野菜を楽しむ方法のひとつです。

☆中華風ピリ辛甘酢漬け(ラーパーツアイ)

白菜のシャキシャキとした食感に、ごま油の香りと甘酸っぱさ、鷹の爪のピリッとした辛さがよく合う一品です。

材料(4人分)

  • 白菜 400g
  • にんじん 60g
  • 鷹の爪 1本
  • 塩 少々
  • 白ごま 適量

【甘酢だれ】

  • ごま油 45ml
  • 酢 90ml
  • 砂糖 大さじ4
  • 塩 小さじ1と1/2

 

 

 

 

作り方

① 野菜を切る
白菜は繊維に沿って、長さ4~8cmほどの棒状に切ります。にんじんは千切りにします。

② 鷹の爪を準備する
鷹の爪はヘタを切り落とし、種を取り除きます。

③ 野菜の水分を抜く
白菜とにんじんに塩少々をふって全体になじませ、約15分おきます。しんなりしたら、しっかりと水気を絞ります。

④ 甘酢だれを作る
鍋に【甘酢だれ】の材料と鷹の爪を入れて火にかけ、ひと煮立ちさせます。

⑤ 漬ける
③の白菜とにんじんに、④の熱い甘酢だれをかけて全体をよく混ぜ合わせます。味がなじむまでおきます。

⑥ 盛り付ける
器に盛り、仕上げに白ごまをふったら完成です。

ポイント: 白菜の水気をしっかり絞ってから甘酢だれを加えると、味がぼやけにくく、シャキッとした食感も楽しめます。

9月11日の市場をのぞいてみると……

次に、実際の市場への入荷を見てみましょう。

東京青果の9月11日の野菜入荷概算では、野菜全体で約1,540.7tが入荷しています。

主な品目は、

野菜 入荷量
キャベツ 222.0t
たまねぎ 119.7t
レタス 114.5t
だいこん 101.2t
ばれいしょ 97.3t
はくさい 82.1t
トマト 81.3t
きゅうり 71.1t

となっています。

スーパーで1玉、1本と手に取っている野菜も、市場全体で見るとこれだけの量が毎日動いているのですね。

なお、これは9月11日1日分の入荷概算です。

そのため「入荷が多い=価格が安い」と単純に判断するのではなく、今回は9月の野菜の流通状況を見る一つの材料として紹介しています。

野菜ソムリエプロおすすめ!お買い得野菜から献立を考えてみよう

毎日の献立を考えるのは大変です。

そこでおすすめしたいのが、

「料理を決めてから野菜を買う」のではなく、「今日のお買い得野菜を見てから料理を考える」こと。

例えば、

はくさい+豚肉 → 重ね蒸しやスープ

だいこん+にんじん+ばれいしょ → 煮物や具だくさん汁

ほうれんそう+卵 → 炒め物やオムレツ

ピーマン+にんじん → 炒め物やきんぴら

というように組み合わせれば、特別な料理を考えなくても大丈夫。

旬や価格を見ながら野菜を選ぶと、自然とその季節の食卓になっていきます。

ジュニアアスリートの食卓にも活用できます

成長期のジュニアアスリートの食事でも、こうした身近な野菜を上手に活用したいですね。

ただし、野菜だけをたくさん食べればよいということではありません。

ごはんなどの主食、肉・魚・卵・大豆製品などの主菜と組み合わせながら、野菜を副菜や汁物として取り入れていきます。

例えば、練習後の夕食なら、

ごはん+豚肉とはくさいの重ね蒸し+ほうれんそうの卵料理+具だくさんのみそ汁

という組み合わせもできます。

家族と同じ料理を基本にしながら、運動量や成長に合わせて主食や主菜の量を調整すれば、お母さんがアスリート用に別の料理を作る必要もありません。

9月の野菜売り場を楽しんでみませんか?

野菜の価格や入荷状況は、天候や産地の状況などによって日々変化します。

だからこそ、スーパーや直売所へ行ったときには、いつも買う野菜だけでなく、

「今日は何がお買い得かな?」

と売り場を見てみてください。

そこから、

「この野菜なら、今日は何を作ろう?」

と考えてみる。

これも季節の野菜を楽しむ方法です。

9月は夏から秋へ、食卓も少しずつ変わっていく季節。

旬の野菜、お買い得な野菜を上手に取り入れながら、家族みんなの元気につながる9月の食卓を楽しんでみてください。

 

ジュニアアスリート教室では、HPからのお問い合わせも随時受け付けています。

些細なことでも構いません、こちらまでお気軽にメッセージをどうぞ!

 

『記事監修』福島玲子
保有資格:野菜ソムリエプロ |アスリートフードマイスター2級|いちごソムリエ|ジュニア食育マイスター|食の検定1級|ベジフルカッティングスペシャリスト|エコクッキングナビゲーター(東京ガス)

 


Copyright © ryufrei All Rights Reserved.

▲