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9月も半ばを迎えました。
暦の上では秋ですが、まだ暑さの残る日もあり、食卓では夏野菜と秋野菜が行き交う時期です。
スーパーの野菜売り場を見ながら、
「今はどの野菜がお買い得?」
「9月はどんな野菜を選んだらいい?」
と迷うことはありませんか?
今回は、農林水産省が9月4日に更新した「今週のお手頃野菜」と、9月11日の東京青果「野菜入荷概算」を参考に、9月中旬の野菜選びについて見ていきます。
野菜ソムリエプロの視点を中心に、最後にはジュニアアスリートの食事への取り入れ方もご紹介します。
農林水産省が9月4日に公表した情報では、
「大変お買い得」とされているのが、
レタス・はくさい・だいこん・ほうれんそう。
さらに、
にんじん・ピーマン・ねぎ・ばれいしょ
も「お買い得」と紹介されています。
どれも家庭料理で使いやすい野菜ばかりですね。
野菜を選ぶときには「旬」だけでなく、その時に手に入りやすく、価格が落ち着いているものを上手に取り入れるのもおすすめです。

はくさいというと、皆さんは何を思い浮かべますか?
「冬のお鍋!」
という方も多いのではないでしょうか。
ところが今回、9月の野菜価格を見ていて気になったのが、このはくさいです。
農林水産省が掲載している東京都中央卸売市場の卸売価格では、8月18日に139円/kgだったものが、9月3日には70円/kgとなっています。
まだ鍋には少し早い季節ですが、はくさいは鍋だけの野菜ではありません。
浅漬け、炒め物、スープ、豚肉との重ね蒸しなど、今の時期にもいろいろな料理に使えます。
葉先のやわらかい部分と、白く厚みのある部分では食感も違います。
やわらかい葉は汁物に、白い部分はシャキシャキ感を生かして炒め物や浅漬けに。
部位によって料理を変えてみるのも、野菜を楽しむ方法のひとつです。
白菜のシャキシャキとした食感に、ごま油の香りと甘酸っぱさ、鷹の爪のピリッとした辛さがよく合う一品です。
【甘酢だれ】

① 野菜を切る
白菜は繊維に沿って、長さ4~8cmほどの棒状に切ります。にんじんは千切りにします。
② 鷹の爪を準備する
鷹の爪はヘタを切り落とし、種を取り除きます。
③ 野菜の水分を抜く
白菜とにんじんに塩少々をふって全体になじませ、約15分おきます。しんなりしたら、しっかりと水気を絞ります。
④ 甘酢だれを作る
鍋に【甘酢だれ】の材料と鷹の爪を入れて火にかけ、ひと煮立ちさせます。
⑤ 漬ける
③の白菜とにんじんに、④の熱い甘酢だれをかけて全体をよく混ぜ合わせます。味がなじむまでおきます。
⑥ 盛り付ける
器に盛り、仕上げに白ごまをふったら完成です。
ポイント: 白菜の水気をしっかり絞ってから甘酢だれを加えると、味がぼやけにくく、シャキッとした食感も楽しめます。
次に、実際の市場への入荷を見てみましょう。
東京青果の9月11日の野菜入荷概算では、野菜全体で約1,540.7tが入荷しています。
主な品目は、
| 野菜 | 入荷量 |
|---|---|
| キャベツ | 222.0t |
| たまねぎ | 119.7t |
| レタス | 114.5t |
| だいこん | 101.2t |
| ばれいしょ | 97.3t |
| はくさい | 82.1t |
| トマト | 81.3t |
| きゅうり | 71.1t |
となっています。
スーパーで1玉、1本と手に取っている野菜も、市場全体で見るとこれだけの量が毎日動いているのですね。
なお、これは9月11日1日分の入荷概算です。
そのため「入荷が多い=価格が安い」と単純に判断するのではなく、今回は9月の野菜の流通状況を見る一つの材料として紹介しています。
毎日の献立を考えるのは大変です。
そこでおすすめしたいのが、
「料理を決めてから野菜を買う」のではなく、「今日のお買い得野菜を見てから料理を考える」こと。
例えば、
はくさい+豚肉 → 重ね蒸しやスープ
だいこん+にんじん+ばれいしょ → 煮物や具だくさん汁
ほうれんそう+卵 → 炒め物やオムレツ
ピーマン+にんじん → 炒め物やきんぴら
というように組み合わせれば、特別な料理を考えなくても大丈夫。
旬や価格を見ながら野菜を選ぶと、自然とその季節の食卓になっていきます。
成長期のジュニアアスリートの食事でも、こうした身近な野菜を上手に活用したいですね。
ただし、野菜だけをたくさん食べればよいということではありません。
ごはんなどの主食、肉・魚・卵・大豆製品などの主菜と組み合わせながら、野菜を副菜や汁物として取り入れていきます。
例えば、練習後の夕食なら、
ごはん+豚肉とはくさいの重ね蒸し+ほうれんそうの卵料理+具だくさんのみそ汁
という組み合わせもできます。
家族と同じ料理を基本にしながら、運動量や成長に合わせて主食や主菜の量を調整すれば、お母さんがアスリート用に別の料理を作る必要もありません。
野菜の価格や入荷状況は、天候や産地の状況などによって日々変化します。
だからこそ、スーパーや直売所へ行ったときには、いつも買う野菜だけでなく、
「今日は何がお買い得かな?」
と売り場を見てみてください。
そこから、
「この野菜なら、今日は何を作ろう?」
と考えてみる。
これも季節の野菜を楽しむ方法です。
9月は夏から秋へ、食卓も少しずつ変わっていく季節。
旬の野菜、お買い得な野菜を上手に取り入れながら、家族みんなの元気につながる9月の食卓を楽しんでみてください。
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