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「パンを作ってみたいけれど、こねたり発酵させたりするのが大変そう……」
そんなパン作りをぐっと身近にしてくれるのが、ホームベーカリー(HB)です。

ヨーグルトメーカーの隣でHB活動中
わが家では、もう20年ほどHBを使ってパンを焼いてきました。
食パンをはじめ、いろいろなパンを作ってきましたが、今回ふと「フォカッチャも作ってみたい!」と思い、初めて挑戦することに。
生地作りから一次発酵までは、いつものようにHBにおまかせ。
その後、生地を取り出してベンチタイムをとり、成形。
二次発酵はオーブンの発酵機能を使い、最後は200℃でこんがりと焼き上げました。
出来上がったフォカッチャは、ふわふわ・もちもち!


もう少し焼き色がつくまで焼きましょう。
シンプルだからこそ、朝ごはんやランチにも合わせやすく、旬の野菜やチーズ、ベーコンなどをのせればアレンジもいろいろ楽しめます。
「HBを使えば、フォカッチャも意外と気軽に作れるんだ」
そんな新しい発見がありました。
「さあ、フォカッチャを作ってみよう!」
そう思って挑戦した1回目。
初めてだったこともあり、表面の穴の開け方が少し不揃いで、見た目にはまだまだ改善の余地がありました。
でも、焼き上がりはふわふわ・もちもち!
「初めてにしては、なかなかいいかも!」
そんな手応えを感じました。
そして2回目。
今度はフォカッチャらしい見た目になるように、指を入れる深さや間隔を少し意識して穴を開けてみました。
焼き上がりは、今回もふっくら、もちもち。
「なるほど、こんな感じで作ればいいのね」
少しずつコツがつかめてきたように思っていました。
ところが――。
1回目、2回目と同じように材料を入れたつもりなのに、HBで一次発酵を終えた生地を取り出そうとすると、
「あれ? 何かがおかしい……」
生地がべちゃべちゃで、手にくっついてしまいます。
いつものように丸めようとしても、まとまりません。
「どうして?」
HBから取り出した時点で明らかに今までの生地とは違っていましたが、とりあえず同じ工程で進めてみることにしました。
ベンチタイムをとり、成形して二次発酵。
そしてオーブンへ。
「焼けば何とかなるかもしれない」
そんな気持ちで焼き上がりを待ちました。
ところが、出来上がったフォカッチャは、1回目、2回目のようなふわふわ・もちもちとはほど遠く、パサパサ、ぼそぼそとした食感に。
いったい何が違ったのでしょう?

材料をもう一度確認してみると――
強力粉だと思って使っていた小麦粉が、実は「薄力粉」だったのです💦
強力粉を購入したつもりで、間違えて薄力粉を購入していました。

薄力粉

強力粉
同じ「小麦粉」なのに、こんなにも生地の状態や焼き上がりが変わるとは……。
20年ほどHBでパンを焼いてきましたが、今回のフォカッチャ作りで、改めて「小麦粉の違い」に目を向けるきっかけになりました。
では、なぜ強力粉と薄力粉で、こんなに違いが出たのでしょう?
次は、強力粉と薄力粉の違いを少し見てみましょう。
強力粉と薄力粉の大きな違いのひとつが、たんぱく質の量です。
小麦粉に水を加えてこねることで形成される「グルテン」は、パン生地の弾力や膨らみに関係しています。
一般的に強力粉は薄力粉よりたんぱく質を多く含み、グルテンのしっかりした生地を作りやすいため、パン作りに適しています。
一方、薄力粉はグルテンが形成されにくく、ケーキやクッキー、天ぷらなど、軽さやサクッとした食感を生かした料理に向いています。
つまり、
強力粉 → パン・ピザ・フォカッチャなど
薄力粉 → お菓子・天ぷらなど
と、それぞれの特徴を生かした使い方があります。
「小麦粉なら同じ」と思いがちですが、材料選びは食感を左右する大切なポイントなのですね。
気を取り直して、今度は強力粉を使って再挑戦。
生地作りから一次発酵まではHBにおまかせしました。
一次発酵が終わった生地を取り出し、ベンチタイムをとったら成形します。
二次発酵はオーブンの発酵機能を利用。
最後に表面へオリーブオイルをかけ、200℃に予熱したオーブンで焼き上げました。
今度は大成功!

強力粉

薄力粉
焼き上がったフォカッチャはふっくらとして、中はふわふわ・もちもち。
シンプルな材料だからこそ、小麦の風味とオリーブオイルのおいしさも楽しめました。

次はもう少し考えて・・・
フォカッチャといえば、表面に並んだ特徴的なくぼみ。
指先で生地を押して穴を作りますが、今回作ってみて、
「もう少し穴の位置や開け方を工夫したら、見た目がもっときれいになるかも」
という新たな課題も見つかりました。
生地が膨らむことを考えて、穴をある程度規則的に並べ、指先でしっかりくぼませておくのがポイント。
料理は「作って終わり」ではなく、「次はこうしてみよう」と思えるのも楽しさのひとつです。
今回は、まず基本を知りたかったのでシンプルなフォカッチャにしました。
でも、ここからが野菜ソムリエプロとしておすすめしたい楽しみ方です。
🍅フォカッチャは野菜との相性も抜群!
夏なら、
など、色鮮やかな夏野菜をトッピングしてみてはいかがでしょう。

そして夏から秋へ季節が移っていく頃には、
などを取り入れるのもおすすめです。

「今日はどんな野菜をのせよう?」
旬の野菜を選ぶところから楽しめば、フォカッチャが季節を感じる一品になります。
水分の多い野菜は、そのままたくさんのせると生地が水っぽくなることがあります。薄く切ったり、水分を軽く拭き取ったり、必要に応じてあらかじめ加熱しておくと扱いやすくなります。
野菜にベーコンやチーズを組み合わせれば、さらにボリュームのあるフォカッチャに。
トマト+チーズ
ズッキーニ+ベーコン
とうもろこし+チーズ
きのこ+ベーコン
かぼちゃ+チーズ
など、組み合わせは自由自在です。
冷蔵庫に少しずつ残っている野菜を使うのもいいですね。
旬の野菜をおいしく食べる、新しい選択肢のひとつとして楽しめます。
シンプルなフォカッチャなら、卵料理やサラダ、野菜たっぷりのスープを添えて朝ごはんに。
野菜やベーコン、チーズをトッピングすれば、ランチにもぴったりです。
育ち盛りのお子さんやジュニアアスリートなら、フォカッチャだけで食事を終わらせず、肉・魚・卵・乳製品などのたんぱく質源、野菜、果物などを組み合わせることで、食事全体を整えやすくなります。
「パン+何を食べる?」まで考えてみることも大切ですね。
今回のフォカッチャ作り。
薄力粉を間違えて使ってしまい、
べちゃべちゃの生地 → ぼそぼその焼き上がり
その失敗があったからこそ、強力粉と薄力粉の違いを改めて知ることができました。
そして強力粉で再挑戦してみると、今度はふわふわ・もちもちのフォカッチャに!
HBを使えば、生地作りから一次発酵まではおまかせできるので、思っていた以上に手軽でした。
まずはシンプルに。
慣れてきたら、旬の野菜やチーズ、ベーコンをのせて自分好みに。
「パンを焼く」ことから、「旬の野菜を楽しむ」ことへ。
いつもの朝ごはんやランチに、手作りフォカッチャを取り入れてみてはいかがでしょうか。
強力粉 250g
砂糖 5g
塩 5g
オリーブオイル 15g
水 170ml
ドライイースト 3g
作り方
① HBで生地を作る
ホームベーカリー(HB)のケースに材料を入れ、「パン生地コース」などでスタートします。一次発酵までHBにおまかせします。
② ベンチタイム(15分)
一次発酵が終わった生地を取り出し、焼き型に入れます。乾燥しないようにして、15分ほど休ませます。
③ 生地を広げて二次発酵
生地を焼き型の中で、厚さ1.5~2cm程度になるようにやさしく広げます。
40℃で30~40分、生地がひと回り大きくなるまで二次発酵させます。
④ くぼみをつけて仕上げる
指先にオリーブオイルをつけ、生地の表面に指で数か所くぼみをつけます。
上からオリーブオイルを回しかけ、粗塩をふります。
⑤ オーブンで焼く
200℃に予熱したオーブンで15~20分、表面にこんがりと焼き色がつくまで焼いたら完成です。
※野菜をトッピングする場合は、④でくぼみをつけたあとに野菜をのせ、オリーブオイルと粗塩をかけて焼くときれいに仕上がります。
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