野菜,アスリート食,ジュニア アスリート食事・栄養
アスリートにとって筋肉と言うと、たんぱく質が必要と思い
積極的にとらなくてはと考えがちな栄養素です。
大切な栄養素であるとともに、過剰摂取には気をつけなくてはいけないこともあります。
たんぱく質の働き・・・・・・筋肉の構成成分
酵素やホルモンの成分
・運動中にエネルギー源として使われたたんぱく質のリカバリーのための摂取。
私たちのエネルギー源としては、糖質と脂質を使っているが、運動強度が高くなったり長時間の運動だったりで
タンパク質が分解されるようになる。
その際筋肉中の分岐鎖アミノ酸を利用するためには、骨格筋から分岐鎖アミノ酸のみを採ることはできないので
骨格筋を分解しなくてはならない。
その時の骨格筋のダメージが大きくなり、骨格筋の“末梢性疲労”の原因になると考えられている。
分岐鎖アミノ酸は、血液を介して筋肉へ供給されます。
なるべく骨格筋内の分岐鎖アミノ酸を使わないようにするためには、運動前に血液中の分岐鎖アミノ酸を多く
貯めておくことが必要とされています。
※分岐鎖アミノ酸・・バリン、ロイシン、イソロイシンの総称
BCAAは動物性タンパク質に多く含まれており、下記の食品にはBCAAが豊富に含まれています。()内は目安必要量。
牛肉 (70g)
マグロの赤身 (40g)
鶏卵 (2個)
牛乳 (コップ2杯)
大胸筋をたとえに出すと、5階建てのビルとしてみましょう。
トレーニングによって、ビルの屋根が壊される
すぐに使えるたんぱく質の入ったペンキを塗る。
2-3日かけて乾かし、またトレーニングによって屋根が壊され
ペンキを塗るこれを積み重ねていくことによって、ペンキの厚みが増し
6階建てのビルになっていく。
ゆえに筋トレをしている人は常にこれを繰り返し、リカバリーに必要な栄養素を摂ることで
運動後の筋合成が高まります。
◆注意事項
たんぱく質を摂りすぎると・・・
多く食べすぎると消化や吸収に時間がかかる。
過剰に摂りすぎると、肝臓と腎臓の働きが増える→長時間のトレーニングが難しかったり
後半に動きが悪くなるケースがあります。
摂りすぎてもいけないたんぱく質ですが、運動量が多かったり長時間のトレーニングなどには必須なものなので
しっかりと考え適切な量を摂ってほしいです。