野菜,アスリート食
5000年以上前から中南米地域で栽培されていたサツマイモ!!
日本へは、中国より救荒作物として琉球王国に伝来し長崎に伝わりました。
埼玉でサツマイモと言えば、「川越イモ」が有名ですね。
1700年代江戸では焼きイモが大ヒット!!
どうしてでしょうか???
庶民の食べ物の中では、数少ない甘い食べ物の一つだったんです。そして何よりも安く手に入ることが出来る。
さあ江戸近郊のまちでは、サツマイモの栽培を手掛けましたが何より重くかさばるサツマイモ、陸にて運搬することは大変苦労だったということです。
そこで川越がラッキー!!だったのは、川越と江戸を結ぶ川“新河岸川”この皮を使って、水運にてサツマイモを江戸に運ぶ入れることに成功いたしました。
質もよく流通量も多かったため川越が大生産地となったと言われております。
江戸時代のサツマイモやさんの看板には、「栗(九里)より(四里)うまい十三里」と書かれて売っていたそうですよ。
サツマイモを十三里と呼ぶことの謂れですね。
食物繊維を多く含み便秘解消など、腸内環境の改善に期待が持てます。
また輪切りにした時に皮の近くに白い液体が出ているのを見たことありませんか??
「ヤラピン」と言う緩下作用のある成分です。
このヤラピンと食物繊維の相乗効果で便秘解消に良いと言われております。
ビタミンCも多く含み、でんぷんの粘性作用によって加熱後のビタミンC も維持されています。
健康の保持・増進に関わっている優れた野菜の一つです。
ホクホク系 「ベニアズマ」「紅さつま」「紅こがね」「高系14号」「鳴門金時」「五郎島金時」
ねっとり系 「安納芋」「シルクスイート」「紅はるか」「紅天使」「クイックスイート」
◆ベニアズマ・・・・・西の「高系14号」に対し関東で多く出回っている「ベニアズマ」。果肉の色は黄色味を帯びていて紛失で繊維質が少ない。
蒸したり焼いたりすると、ホクホクとねっとりの中間のような食感を楽しむことが出来ます。
◆高系14号・・・・・・西代表のイモ、糖度は高く加熱するとホクホクとして甘いイモに仕上がります。貯蔵性が高く加工用にも優れております。
収穫してから長く貯蔵させておかないと甘みは期待できません。
◆安納芋・・・・・・・種子島の特産として知られる芋。水分が多くねっとり性、ゆっくりとじっくり加熱していくと糖度が上がると言うことで人気があります。
◆シルクスイート・・・収穫してすぐは、ホクホク系の粉質ですが貯蔵することで甘みが増し粘質性に変わっていきます。
十分に貯蔵されたものは水分が多く絹のようにしっとりなめらかな舌触りになります。
ずんぐり、ふっくらとして表面に傷や黒い斑点の無いもの。
固くしまっていて両端が傷んでいないもの。
表面が紅色でツヤとハリのあるもの。
最近私がはまった加熱調理方法は、新聞紙で包み濡らしその上にアルミホイルで包んでから160度のオーブン(予熱無し)に入れて
30分じっくりと焼きます。
そして時間があれば冷めるまでそのままオーブンの中に入れておいてください。(1時間は入れたままをおススメします。)
ジワ―っとゆっくり火が通っていくので、甘みがのって軟らかい食感の焼きイモが出来上がりますよ。
サツマイモは、でんぷんを麦芽糖に変える「βアミラーゼ」という酵素が含まれております。
これが活発に活動する温度帯が、70度前後と言われているのでこの温度帯をいかにゆっくりと保持することで
甘みがのったサツマイモになります。
蒸し器で蒸すときは、湯気の上がらない蒸し器の中に入れて弱火でじっくりと1時間ぐらい蒸すと
トロッとして甘みののったお芋に蒸しあがります。
他には、大学芋・スイートポテトサラダ・白和え・きんぴら薩摩・天ぷら・フライ・コロッケ・・・・・・あっ!!いもご飯もありますね(o^―^o)ニコ
今月は、サツマイモ料理をこれからもご紹介していきます。
ますは何にしようかな・・・
◇食が細くあまりご飯を多く食べることのできないお子様などに、糖質をしっかりと含んでいるサツマイモはおススメ。
甘みもあるし、柔らかく食べやすいですね。
補食として蒸しイモや焼き芋を持ち歩いてもよいのではないでしょうか??
ビタミンCも多く含んでいるので、試合前の緊張やストレスを解消してくれる作用も期待が持てます。
12月は、小松菜を紹介いたします。
楽しみにしていてくださいね。
れいこ