アスリート食,ジュニア アスリート食事・栄養
・ビタミンB群は、エネルギー代謝の過程で必要とされている補酵素としてなくてはならないものです。
ゆえにエネルギー消費量が増加しエネルギーの必要量が増えると比例してビタミンB群の必要量も多くなります。
・ビタミンB群は水溶性のビタミンなので過剰に摂取すると余剰分は尿中に排出され、必要以上にサプリにて摂取すると
尿が黄色くなることがあります。
・運動によって体内への酸素摂取量が増加すると活性酸素の生成も増加します。
(活性酸素・・・通常の酸素よりも不安定でいろいろなものを酸化させていく働きがある。)
活性酸素は、免疫機能を発揮する良い面もあるが、細胞内のDNAの損傷を引き起こしたり過酸化脂質を
生成したりして細胞の機能を低下させることもある。
身体は、活性酸素を速やかに除去する機能を持っている。この機能が抗酸化作用であり酸化を抑制するものです。
抗酸化酵素・・・スーパーオキシドジスムターゼ・カタラーゼ…など
抗酸化物質・・・ビタミンC・カロテノイド・ビタミンE・尿酸…など
・抗酸化物質を摂取するためには、バランスの良い食事をし、種実類や果物・野菜の摂取量を意識することを
おススメします。
・ビタミンDは、カルシウムとリンの吸収と代謝を調節している脂溶性ビタミンであり骨代謝に強く関係します。
紫外線に当たることにより活性型ビタミンDとなり代謝に影響を与えます。
最近はUVカットの化粧品や衣類などによって紫外線に当たることも少なくなっているので骨などへのリスクに
つながる可能性があると示唆されています。
なのでビタミンDの食事摂取基準である目安量5.5㎍/日を摂取することが大切と考えられます。
参考:卵 1個 ビタミンD約1.5㎍+鮭の切り身100g ビタミンD3.3㎍
◆ビタミンDが多く含まれている食材
魚・魚卵・きくらげ・干ししいたけ
魚類・きのこ類に多く含まれています。
運動量が多くなるにしたがってビタミンの摂取も必要になります。
バランスの良い食事から野菜・果物・・・その他のものよりビタミンも意識して摂るように心がけましょう。
出典:スポーツ栄養学 鈴木志保子